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府中店長
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2013年11月29日

意外な効用

 今年7月、フィットを買い替える時に販売会社のK君が「今度のフィットには最初からカーナビが付いています」と言いますので、「あんなあ、松江みたいな田舎でカーナビの必要なんか無いじゃろ」と答えました。しかし近頃では、そうでもないかなあと思い始めております。

 私の故郷は島根県飯石郡飯南町頓原、中国山脈の山間に位置する小さな町です。立ちはだかる中国山脈は冬季に大量の雪を降らせるばかりでなく、ラジオの電波状況をも悪化させ故郷に近付くと共に雑音が入り聞き取り難くなってしまいます。しかしそんな悪条件の元、カーナビ君だけはいつも優しく話し掛けてくれるのです。

 一昨日も無料区間の松江道を利用し雲南市吉田町のICで下車、地元民しか知らない頓原への近道を走りました。「そこ真っ直ぐ」と言われて左折、「しばらく道なりです」と言われて右折とカーナビ君の指示を無視して走ること数度、その都度彼は律儀に再検索をして新たな案内を始めます。あれ、機械だから文句も言わずに職務を遂行してくれますが、人間ナビなら一悶着あるところですねえ。

「お前ねえ、いい加減にせんかい」
「何がいな?」
「ワシの言う事なんかチーとも聞かんじゃないか」
「だってお前、こっちの方が早いがな」
「もう知らん、勝手にせいや」
「まあそがあに怒らいでも、頼りにしとるがな」
「そげか?そんなら案内しちゃろうかい。ハイ、そこ右!」

 とまあ、ラジオでは叶わないとてもクリアーな音声と共に故郷に辿り着くって按排です。それがカーナビ君の決まりきったそれであるにせよ、雑音無しの有難味が分かるのも故郷が頓原なればこそ、都会地の方にはこんな気持ちはとても味わえますまい。カーナビ君ご苦労さん、頓原人は感謝しとるけんね。face_02




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Posted by 府中店長 at 08:05Comments(0)店長日記