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　『ソフトバンクの王貞治会長（73）が7日、超大型補強を予告した。この日、ヤフオクDを訪れ「負けないと分からないこともある。現実は現実と受け止めて、強化するところは強化する。ドラフトもそうだし、各チーム水面下で動いている」と、高らかにぶち上げた。5年ぶりBクラスの4位からの巻き返しへ、総額15億円を上回る補強でオフの主役に名乗りを上げる。』（8日スポーツ報知抜粋）

　貧乏なカープと比べちゃイケン、そうは思いますが何と補強費15億円。5年ぶりのBクラスですって？、うちは16年ぶりのAクラスなんですけど。う～む、げに恐ろしきは銭の力よ。

　カープ低迷はドラフトの逆指名とFA制度にその因あり、致し方無しと思いながら応援を続けて参りました。ドラフト制度自体には大変お世話になりカープが黄金時代を築けたのもドラフトのお蔭ですが、逆指名の時代になると苦戦の連続、誰しも貧乏球団より人気球団へ行きたいのは自明の理。その後逆指名が廃止されてからは僅かに燭光が見えますが、自チームからは次々と中心選手がFA宣言して他球団へと移る中で12球団唯一FA宣言をした選手を獲得していないのが広島カープ、それもこれも資金力不足と諦めております。従ってカープに来てくれるのは石井琢朗現広島コーチや豊田清現巨人コーチ、また今シーズン中日から移籍してくれた久本祐一投手など戦力外通知を受けた選手のみでとても高額年俸のFA選手など獲得することは出来ないのです。

　ですから私は川口・黒田両投手、江藤・金本・新井と歴代の4番打者が他球団へと移籍するのは仕方がないと思って来ました。何せ彼等の年俸を賄えるだけの資金が無い、それはどうしようもない球団事情なのです。そんなカープファンから言わせて貰うとさすがはソフトバンク、何と補強費15億円、目ん玉が飛び出るとはこの事です。

　さて今朝の新聞によりますと来季の中日監督は谷繁元信捕手に決定したとの報道。彼は島根県江の川高校（現：石見智翠館高校）出身、また母上の弟Kさんには長らく営業マンとして当店を担当して頂いておりましたので親近感のある選手です。谷繁選手の結婚式に叔父として出席された時、「どけな披露宴でしたかね？」と伺いますと「どげもこげもあんた、何百人ちゅう出席者の末席だけんね、どんな人が来とられたかよう分らんかったがね」と仰いました。退職して程なく亡くなられたKさん、新聞を眺めながらその温顔を思い出す今朝でございます。




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