府中家具　バンザイ！

　5月29日、亡き友人渋谷茂樹君の墓参時に彼のご両親やご実家、そしてお墓やそこから見える漁村の風景を撮影しました。ご両親は「え～、ワシ等の写真もかね」と照れ臭いご様子でしたが、訳を話すと快く応じて下さいました。

　事の起こりは今年の1月18日、大川新春展で福岡出張中にある方からメールを頂きました。それによりますと北海道にお住まいのIさんは渋谷君と大学が同期、数年前から音信不通となり心配されていたそうですが、その前日にネットで彼の勤務していた会社名と渋谷君のフルネームを打ち込んで検索されたところ本ブログに行き当たったとの事でございました。「念のためですが、彼は法学部出身ですか？美保関町の漁師さんの息子ですか？背は165ｃｍ位、髪はウエーブかかっていましたか？」との文面に、同姓同名の他人であって欲しいとのIさんの思いが透けて見えるように感じたものでございました。

　チェックアウトの時間が迫る中、その日は急いで事の仔細をお知らせする返信を致しました。その後お礼のメールを頂きましたが、それを見ますとIさんと渋谷君との付き合いの深さが良く分り、大学時代にはわざわざ島根に来られ渋谷君のご実家に3～4日滞在されたとのこと。その折訪ねられた出雲大社や松江城のこと、また新鮮な魚介類を沢山食べさせて貰ったご両親への想いなどを丁寧に教えて下さいました。その時、「よし、今年の墓参時には写真を撮りIさんに送ってあげよう」と思い付いた次第でございます。

　彼の命日の昨6月1日に投函したレターパック君、今頃はもう津軽海峡を越えたのかな？いやいや北海道は遠いから、まだ東北辺りを疾走中か？北海道旭川市、無論未踏の地ではございますが、私の思いを乗せた彼が一路Iさん宅を目指しているのかと思いますと、何か不思議な心持ちが致して参ります。




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