府中家具　バンザイ！

　昨日午後、選挙カーを誘導する車に乗り町内を回り始めて1時間後に義理の伯父が亡くなったと連絡を受けました。父と同じ大正9年生まれの満93歳、直ぐにもお悔みに行きたいところでしたが代わりの人も居ないのに途中で投げ出すことも出来ません。結局規定の時間まで先導車に乗り、選挙事務所に帰り着いてから早々にその場を失礼して伯父の家に向かいました。客間に安置された仏様の死に顔はとても穏やかで、「お蔭さんで全然苦しむ様子もなく逝ったがね」と妻の従兄さんから伺いました。

　私はこの伯父を「本家のおっつぁん」と呼び敬愛しておりました。妻の亡父の実家の長兄として弟妹5人を分家させ、家業である瓦屋を盛り立て、元気な内は働き通しであった伯父でした。私達夫婦が結婚する時、既に妻の父親は他界しておりましたので結婚式では伯父に父親代わりをお願いしましたし、それは妻の妹や弟の結婚式でも同じでした。末っ子である義弟の結婚が決まった時に本家に行き父親代わりを頼んだのですが、「ワシも歳だけんなあ、堪えてごせや」と断る伯父に、「そんな事言わずに、これはおっつぁんにしか頼めん事ですけん」と拝み倒して引き受けて貰った事も今は良い思い出です。あの時の伯父は70代半ばだったかな？

　今晩通夜、明日が友引ですので葬式は22日月曜日、感謝の気持ちと優しかった伯父の温顔を偲び参列させて頂きます。合掌。




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