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2013年02月06日

体罰とは

 日本国語大辞典によれば、「体罰」とは「こらしめのために、からだに直接苦痛を与える罰」となっています。今の時代は何でも彼でも「体罰」の一言で片付けてしまう傾向にありますが、私は文字通りの「体罰」は必要不可欠な物だと思っております。

 それを再認識したのは先日の大川出張でのある出来事です。初日の最後は佐賀県の鳥栖(とす)にあるフランスベッドさんへ出向き、鳥栖からJRで博多駅に着いたのは夕方の6時半から7時頃の事でしたが、着いた同じ汽車から老夫婦が降り立たれたのです。ご主人は車椅子、それを奥さまが押して改札の方へと向かわれていました。

 その時、本当に自然と言葉が出たのです。
「こんにちは、お手伝いが必要ですか?」
「ありがとう、でも駅員さんに頼んであるので大丈夫ですよ」

 奥様はそう仰り、ご主人は言葉も少しご不自由な様で私に笑って頭を下げられました。「では失礼します」とお二人に声を掛け、頭の中では「良し今日の仕事は終わりだ、与一郎さん与一郎さん」と馴染みの居酒屋さんの事を考えておりました。そして「居酒屋 与一郎」さんのカウンターに腰を落ち着け熱燗を飲んでいる時、不意にこの時の光景が頭に浮かんできたのです。そしてこう思いました、「ワシもようやく人並みになれたんかなあ」と。

 困っている人に自然と言葉が掛けられたあの時の自分、それが出来る様にしてくれたのは親父や先生方のお蔭だと思い至りました。人間として悪い事をした時には体で覚えさせる、それが「体罰」です。思い返せば中学校の時のN先生、そして高校生の時にはT先生に教えて頂いたものでした。お二人とも竹の根で作った指し棒を利用され、N先生は「ケツ」の一言が「体罰」の始まりでした。「ケツ」とはお尻の事でして、生徒はその言葉で上半身を倒して先生にお尻を向ける、すると間もなくそこへ指し棒が叩き込まれるのです。そしてT先生の場合は脳天へ、「高校生が酒を飲んだり煙草を吸って何を考えとるか、ご両親の事を考えろ!」と叱責して頂きました。そんな経験が56歳にして花開いたのか?、そう思いながら「親父さん、熱燗もう一本」とくだを巻いておりました。

 先生方から頂いたあの「体罰」が無かったら碌な人間になっとらんかっただろうなあと、今にして思います。じゃあお前はまともな人間なのかと聞かれると困るのですが、いじめや言葉の暴力、そしてしごきと「体罰」は明らかに別物です。

 最近の新聞記事を見ながら、こんな事を考えております。




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Posted by 府中店長 at 09:00Comments(0)店長日記