府中家具　バンザイ！

　都会は知らずこちら島根の地元紙には「おくやみ欄」というものがございまして、県内で亡くなった方の氏名や住所が掲載され時には葬儀の日程までが特記されることもございます。これは究極の個人情報、父が亡くなった時も新聞社からこの欄への記載を許可して頂けるかとの電話があったことを思い出します。

　さて一昨日、朝食を終えてこの「おくやみ欄」を見ていて思わず飲みかけていたお茶を吹き出しそうになりました。私の良く知る人、最近本ブログへも度々ご登場願っている先輩Fさんの名前が目に飛び込んで来たのです。「えっ嘘じゃろ、この間も電話で話したばっかりじゃないか。Fさん、一体どうしたんね？楽しみにしていた長崎旅行はどうなるんね？」、心臓がキュッと縮むような感じとはあんな事を言うんでしょうねえ、顔が強張るのが自分でも分りましたもの。

　しかし眼鏡を外してよくよく見ますと住所も年齢も違う同姓同名の別人と判明、「ハァ～」とため息一つ、亡くなったもう一人のFさんには誠に申し訳ないのですが「良かった～」と安堵した次第です。そこで早速Fさんへ「あんたのせいじゃないけど、人騒がせも程々にしんさいや」とメールを送りますと、「ほー、そげな事があったんか。まあ後2年は大丈夫、3年目は分らんけどな」と返信がございました。「そうだよ、2年後はFさんも目出度く還暦だけんね。最低でもそこまでは元気で居て貰わんとワシが困るがね」、そう再返信をした一昨日でございました。それにしても同姓同名ってあるんですねえ、こんな田舎なのになあ。




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