府中家具　バンザイ！

　昨年12月18日早朝、当店前の国道9号線の交差点で軽自動車同士による接触事故が発生、はずみで一台が歩道の縁石と当店駐車場のブロック塀との間にすっぽりと入り込みました。

　この歩道は児童生徒の通学路であり、また近くのスーパーへと向かう町内の人達が大勢利用しています。外目には大丈夫そうに見えますが、ブロック塀の内側に損傷が生じていれば歩行者に大変な危険が伴うことになります。そこで、事故の当事者が詫びに来た時に保険屋さんに依頼してブロック塀の強度を調べて貰おうと思っておりました。ガラスの破片等は当店で片付けたこともあり、当然やって来るであろう当事者にはそれ位はして貰わなくちゃと考えていた次第です。

　しかしその当事者からは全く音沙汰なし、業を煮やした私は5日後の22日に駐在所に行って事情を説明し、当事者から連絡を貰うようにと依頼を致しました。するとさすがは駐在さん、その日のお昼過ぎに当事者から電話があり、そしてその日の内に保険屋さんもやって来ました。保険屋さんが「どなたかお知り合いの業者さんをご紹介願えませんか」と仰いますので町内の建築業者の方に来て頂き現場を見て貰いましたら、たちまちブロック塀に細かなヒビが入っているのを発見されました。その個所を指差して説明されるのを聞いておりましたら、やはり専門家に見て頂いて良かった、これで補強工事をして貰うと安心だと思ったものでございます。



　そうこうする内に年も改まり、昨日その建築業者の方から電話がありました。伺うとブロック塀の補強工事は困難だから取り壊して新たに作り直すとのこと、そしてブロック塀の撤去作業を明日から始めますと仰います。「えっ、そうなんですか？」と答えましたがこの間結局当事者は詫びにやって来ず何処の誰やらサッパリ分りませんし、保険屋さんからは何の連絡もございません。

　以前にも申し上げましたが、私なら自分がぶち当てた塀の持ち主のところへ菓子折りの一つも持ってお詫びに行きますよ。別に菓子折りが欲しい訳ではありませんが、それが人の道と言うものでしょう。これが今時と言えばそうなのかもしれませんがこの度の事故で相手と面談出来たのは12月22日に保険屋さんとの一回こっきり、人生師匠ならずともこれではボヤキたくもなりますよねえ。

　という訳で今朝から撤去工事が始まりましたが、人生師匠には新年早々のご登場を賜り恐悦至極に存じます。








『府中家具 IFurniture 楽天店』
『府中家具店長』が商品開発から手がけました！「完全受注生産・当店限定商品」が買えるお店!!

『府中家具IFurniture メールマガジン　府中からの手紙』
　府中家具一筋30年!!『府中家具店長』がお送りする、府中家具の良いハナシ。購読受付中!!