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府中店長
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2011年11月01日

感化されやすい私

 10月29日朝、8時までにはホテルを出て大学のある国分寺に向わねばと6時過ぎに起き出し、宅急便で送る荷物の整理をしておりました。テレビはNHK朝のニュース、それを横目で見ながらの作業を続けておりましたらある作家さんの紹介が始まり、暫し手を止めて番組に見入りました。

 その人は福島県出身の若い女性、それも治療の方法も確立されていない難病に苦しむ大野更紗(おおの さらさ)さんでした。上智大学の大学院生だった彼女を突然襲った難病、「何故自分がこんな難病に」と随分苦しんだことでしょうが、その難病を受け入れて本を書こうとするまでには相当な葛藤があったことでしょう。それを見終わった私は本の題名を書きとめ、「今日何処かの書店で買って、帰りの飛行機の中で読もう」と思ったものでございます。何せ天下のNHKが紹介する人物の本、間違いはないでしょう。

 そして帰路、羽田空港で目に付いた書店に入り、その本「困ってるひと」はありますかと店員さんに尋ねましたら、「はいこれです」と直ぐに手渡してくれました。その店員さん、「お客さんも今朝のNHKを見られました?」と聞いてきます。「そうなんですよ」と答えましたら、その日NHKで大野さんの特集があることが前以て分かっていたので用意して待っていたとの事でした。何と見上げた店員魂、「あなたは凄い人ですねえ」と言葉を掛けてお金を払った次第です。



 帰りの飛行機の中から読み始め、昨日までに読み終えた「困ってるひと」。余人には想像もつかない壮絶な治療、自らの将来に対する不安、そんな過酷な環境の中で芽生えた恋愛、大野さんはそんな日常をユーモアを交えて淡々と書き綴っています。若い女性、それも優秀な上智大学の大学院生さんの書いたエッセイですから出て来る単語に「え、何これ?」と戸惑う箇所もございますが、ポプラ社刊、大野更紗著「困ってるひと」1,470円、一読をとお薦め致します。




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Posted by 府中店長 at 09:03Comments(0)店長日記