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2011年10月11日

緩む涙腺

 一昨日、翌10日が体育の日と言うことでNHKラジオからこの歌が流れました。

♪はぁ~ あの日ローマで 眺めた月が
今日は 都の空照らす
四年経ったら また会いましょと
かたい約束 夢じゃない
ヨイショ コリャ 夢じゃない
オリンピックの 顔と顔
ソレトトント トトント 顔と顔♪

 ご存知、三波春夫先生の「東京五輪音頭」。若い方には「そりゃ何じゃい?」と言われそうですが、私らの年代から上の方には郷愁を呼び起こす懐かしい曲です。この曲は昭和39年、1964年に開催された東京オリンピックのテーマソングと言っても良いでしょう。

 東京オリンピック。それは東洋の魔女、哲人アベベ、五輪後にプロに転向したバンタム級の桜井、重量挙げの三宅、体操の遠藤に名花チャスラフスカ、泳げば金メダルのショランダー、柔道の猪熊にヘーシンク、そして悲運のアスリート円谷幸吉。走馬灯とはこのことかと、今でもあの場面この場面を鮮明に思い出すことが出来ます。エチオピア、チェコスロバキア、オランダなんて国があるのもこのオリンピックで知ったものでした。

 そしてこの曲を聴きながら東京オリンピックのあれこれを思い出しておりましたら、何故かふと亡き父を思い出しました。当時まだ貴重品であったテレビを囲み、「家族四人で見たよなあ、あの頃のお父ちゃんは」と思った途端、不覚なことに涙が一滴。

 いけませんねえ。この頃特にお酒を飲んだ後に涙腺が緩みがちでして、先日など出身大学→東京→靖国神社→「九段の母」へと連想が繋がりました。「九段の母」、♪上野駅から 九段まで♪で始まるお馴染みの曲。こうなるともういけません、歌詞の三番を思い出してはまた涙です。

 両手合わせて ひざまずき
 拝むはずみの お念仏
 はっと気付いて うろたえました
 せがれ許せよ 田舎者

 以前「想い出のメロディー」か何かで田端義夫さんがこの曲を歌った時、父の母、子供の頃「おばば」と呼んでいて随分と前に亡くなった祖母を思い出しました。田端さんの独特な節回しがこの曲にピッタリでして、自然とおばばの顔が目に浮かんだのです。こまどり姉妹が大好きで、テレビの前で正座して涙ながらに聞いていたおばば。父と母に連れられて念願の出雲大社参拝に出掛け、本殿の前で撮った写真の中で緊張しながらも満足そうなおばば。何時もニコニコしていて、私達兄弟を可愛がってくれたおばば。最後は10年以上も寝たきりになってしまったおばば。この曲が頭に浮かぶと、そんなおばばの姿を思い出して涙腺が緩むんですよねえ。

 う~んこの調子で行くと、今に道端の石ころを見ても涙が出て来るようになるんじゃあなかろうか?イケンイケン、そりゃまだちっと早いじゃろ。




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Posted by 府中店長 at 08:09Comments(0)店長日記