府中家具　バンザイ！

　昨日配達中に国会中継を聞いていましたら、たまたま公明党の井上義久氏が代表質問を行っていました。氏はこの度の豪雪に対する緊急支援の必要性を説き、また除雪体制の見直しを菅首相に迫りました。

　氏は東北地方のある県を例に取り、除雪作業を請け負う建設業者さんが公共事業の激減から大幅な収入減となり除雪機械の買い替えがままならず、また人夫さんの高齢化や人員減から5年後には今の除雪体制は取れなくなるとの地元の声を報告して早急な除雪体制の確立を求めました。私の故郷も同様、今第一線で雪降ろしをして下さる人夫さん達は60代後半から70代、それこそ5年後には壊滅状態になってしまいます。

　私も一昨日、実家の屋根の雪降ろしをして頂いた建設業者さんに代金を支払いました。その作業の危険さや困難さを思えば6万円を超えるその金額に不足を言うつもりは毛頭ありませんが、やはり年金暮らしの高齢者にはかなりな負担になることは明白ですし、その何割かでも行政の補助があればお年寄りは助かるのです。子供手当ても結構でしょうが、天災に苦しむ高齢者を助ける事こそ国の勤めではないでしょうか。

　また、氏が指摘するように民主党政権が公共事業を次々と切り捨てる姿勢にも問題があります。何の産業も無い田舎では公共事業が大切な収入減になっている事は間違いありませんし、それが無くなれば従業員さんも食べて行くために故郷を捨てて都会に出て職を探すしか無く、結果田舎は益々疲弊し過疎化に拍車が掛かるのです。

　ここで国会議員各位に申し上げたい。今国会の予算委員会では経済対策や来年度予算審議は無論ですが、鳥インフルエンザと雪害対策、これを最優先で討議して頂きたい。民主党内で茶番の続く小沢問題や与謝野氏の入閣問題などに時間を割くのは愚の骨頂、特に与謝野氏については国民が既に彼の底を見切ったので必要ありません。そんな時間の浪費、愚行は避けて下さい。そんなことをしている間にも鳥インフルエンザはじわじわと国内に蔓延し、雪は相変わらず降り続くのです。今国民が何に困り何を求めているのかを肝に銘じ、優先事項の選択に間違わぬよう重ねてお願い申し上げます。

　井上氏の代表質問を最後まで聞くことは出来ませんでしたが、信号で停まった時に「そう、その通り」と独り言ち、思わず拍手をしてしまいました。




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