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2010年10月02日

高速無料化の功罪

 6月の末から始まった高速道路の無料化、高速道の交通量が飛躍的に伸びたこちら島根では色々な問題点が出て来ました。

 その1、幸い死亡事故などの大きなものは発生していませんが重軽傷事故が後を絶ちません。高速道路の運転に慣れていないドライバー、特に高齢者の方には危険が伴います。

 その2、高速道路上での救急活動や急患を移送する救急車の通行に支障が出ています。これは片側一車線の区間が大部分を占め一般車両が待避する場所も無いため、緊急車両が一般車両を追い抜くことが出来ないことに因ります。この事態に対する松江消防署の見解は「打開策なし」、人の命に関わるだけにこれが一番の問題点でしょう。

 その3、これは私の思い過ごしかもしれませんが、ドライバーのマナーが落ちて来たのではないかと感じています。例えば側道から松江バイパスに合流する時に以前であれば直進車と合流車が譲り合ったものですが、今では直進車はスピードを緩めず、合流しようとする車は強引に車線に割り込もうとします。また片側2車線区間では猛スピードで車線変更を繰り返し、まるでカーチェイスのように車と車の間を走り抜ける車を目にすることがあります。おそらく時速100キロ超のスピードを出しているのでしょうが、こんな車が隣を走り抜けるのを見ますと以前は感じなかった怖さを実感することになります。前はこんな事、無かったんだけどなあ。

 その4、最後に功罪の功。無料化により大型長距離トラックは全て山陰道を通行しますので一般道の渋滞が緩和され、同時に朝夕通学する児童生徒の安全性がかなり高まったと言えるでしょう。当店の前を走る国道9号線などは以前と比べて交通量が三分の一以下になったのではないかと感じていますし、何せですねえ、横断歩道で右見て左見て全く車両の姿を認められないなんて事もあるくらいです。それで時には赤信号での横断、こんな事以前では考えられなかったですものねえ。




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Posted by 府中店長 at 09:11Comments(0)店長日記