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2010年06月03日

政治より選挙、ですか?

 昨日、亡くなってから丸6年が過ぎた友の墓参に向かう途中、ラジオから流れてきた「鳩山辞任」の突然のニュースに車を停めて聞き入りました。

 昨日のブログにも書きましたが、口蹄疫の問題も含め懸案事項が山積する今、さすがにここで政治空白を作るような愚挙は犯さないだろうと考えた私の予想は大外れ、鳩山総理は自らと小沢幹事長のW辞任を選択したのです。

 この時ニュースで流れる両院議員総会での首相の発言で、「国民が聞く耳を持たなくなった」と口にした時には思わず耳を疑いました。これは文字通りでいけば「国民が自分の言う事を聞かなくなった」といった意味なのでしょうが、本来「聞く耳持たぬ」とは、「あの人は私の忠告に聞く耳を持たなかった(=だからあんな結果になったのだ)」など余り良い意味で使われる事のない言い方ではないでしょうか。

 首相がどんな意図でこんな表現をしたのか分かりませんが、その言葉の裏には、「自分は精一杯やったのに受け入れて貰えなかった」との思いがあったのは間違いないでしょう。しかし以前にも申し上げましたが政治は結果責任、聞く耳持たぬ多くの国民を生み出したのも又総理の責任でしょう。

 何れにしても何が「生活が一番」なのか?対応の遅れから最悪の結果となりそうな口蹄疫問題は宮崎県に隣接する鹿児島県に月当たり33億円の被害が出そうだとの試算もあり、その波紋は益々広がりを見せて来ています。また幸いに陰性と分かったものの、沖縄では1日、「口蹄疫か?」との疑いで緊急に牛の検査を行なうなど、今全国の畜産家の方は不安を抱えたままこの口蹄疫問題の成り行きを見守っていらっしゃるのです。

 また先の全国知事会での「尖閣列島問題は日中で協議」との首相発言は中国に言質を与えかねない重大な失言で、それを知った国民の多くが国土に対する不安感を持ったこともまた事実でしょう。国土あっての国、国あっての国民、その国民が様々な問題で不安感を募らせています。

 そういった意味で政治空白は避けるべきと考えていましたが、報道によれば菅さんが最有力とか、こうなったからには一刻も早く新しい内閣を立ち上げ国民の不安を取り除くように努力して頂きたいと願います。予算委員会では答弁者の後ろの席で腕を組み、目をじっと閉じた姿ばかりが目に残っていますが、菅さん、今こそ奮起の時でしょう。




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Posted by 府中店長 at 11:42Comments(0)店長日記