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2009年10月11日

頼母子講 その2

 昨日のブログ【頼母子講】に、ブログ仲間のPENSIONER TOMさんから「頼母子講とは一体何ぞや?」とのご質問がございました。そこで今日はこの頼母子講の仕組みについてご紹介致します。

 頼母子講(たのもしこう)とは、簡単に言えば特定の人達による金銭融通の会のことです。毎月一定の金額を会員が持ち寄り、その全額を一人が手にする事が出来ると言うものですが、分かり易い様にここでは10人のメンバーが毎月一万円の会費を払う事にします。

 一人一万円で10人ですから、毎月10万円の現金が集まる事になります。また頼母子講は毎月一回の開催が原則ですから、10人ですと10ヶ月で一回りします。つまり会員は毎月一万円ずつを10ヶ月間で10万円支払い、自分が今月はお金が必要だなと思った月にその10万円を手にする事が出来るシステムなのです。

 それなら一万円ずつ貯金した方が良いじゃないかとおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、貯金では10ヶ月目にしか10万円になりません。しかしこの頼母子講ですと、例えば新たな廻りのスタート月、一万円を払った時点で10万円を手にする事も出来るのです。当たり前ですが自分が10万円を手にすることが出来るのは10ヶ月間で一回だけですので、初回に10万円を手にした人は残り9ヶ月間は粛々と一万円を払うためだけに参加することになるのですが。

 ここから話しは佳境に入りますので、じっくりお読み下さい。その月、お金を必要としているのは自分一人ではないのです。あの人は税金の支払いに、またこの人は旅行に行くからと、複数の人がこの10万円を当てにしているかもしれません。じゃあその10万円をどうやって手に入れるのかと申しますと、ここで入札制度の導入となるのです。

 これは金利と呼んでも良いもので、「今月自分に10万円をくれたら皆さんにこれだけのお金を差し上げましょう」という金額を紙片に書き込み、それを一斉に開札します。そして一番高い金額を入札した人が落札者となり、自分の書いた金額を支払うのです。つまり500円と書き込めば、500円ずつを落札出来なかった人達に払って10万円を手にするシステムなのです。

 例えば初回のケース、全員に入札権がありますので500円で落札した人は残り9人に500円ずつを支払い、合計4,500円の金利を支払って10万円を獲得します。次の月は9人残りますが、既に前月落札した人は落札の権利も、そして金利を手にする事も出来ない約束になっています。つまり次月の落札者は8人に金利を払い、そのまた次の人は7人に金利を払うことになります。そして最後、10人目の人は金利を支払う相手が残っていませんので10万円をそのまま入手して一回りが終わる事になります。

 これでどうでしょう、お分かり頂けましたでしょうか?頼母子講はこの様に一時大金を手にする事も出来ますが、それより毎月一度集まって先輩方とお酒を酌み交わすのが醍醐味だと思っています。あっ、そうそう、昨日私は首尾よく落札することが出来ました。これで今度の東京行も、少しは余裕が出来たかな?




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Posted by 府中店長 at 09:24Comments(0)店長日記