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2009年07月03日

二度目の血清

 何度かこのブログでもお話しさせて頂きましたが、私の生まれた町は中国山脈の山懐、広島との県境の頓原(とんばら)と言う小さな町です。そして私の親戚の何軒かはその頓原でも一番山奥、道の行き止まりみたいなところにありまして、子供の頃にその親戚に遊びに行くと「蝮(まむし)に気をつけろ」と度々言われました。

 特にこの時期、妊娠中のメスは気が荒く、昼間でも気を付けなければいけないと教わったものです。蝮は宙を飛ぶのでそれにも注意して決して近付かず、近くにいる大人に教えるように言われていました。そしてですね、運悪く蝮に咬まれても一回目は血清と言うものがあるから直ぐに病院に行けば大丈夫、だけどその血清も二度目は効果がないので咬まれたところを切り落とすしかない、そう聞かされていました。ですから蝮の三角頭を見つけたら脱兎の如く逃げ出し大人に注進するばかりで、退治した事など一度もありません。

 あれから幾星霜、およそ40年も経つと医学も進歩するんですねえ。つい最近町内の男性が山で蝮に咬まれたそうですが、その人はこれが二回目だったそうです。それを聞いたとき、「二回目?じゃあ咬まれたところを切っちゃったんだね」と問いますと、教えてくれた人がこう言うのです。
「何かねえ、一回目は馬の血清で、今度は羊の血清を使ったんで大丈夫だったそうですよ」

 いやー、ビックリしました。血清と言うのは馬や羊のお陰で出来ているんですねえ。そして、種類が違うから二度目も大丈夫って事なんですかねえ?まっ何れにしても、今後は馬刺しやマトンを頂く時、心して箸を出さねばと固く心に誓った次第でございます。馬君羊さん、大変お世話様になり誠にありがとうございます。




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Posted by 府中店長 at 08:32Comments(0)店長日記