府中家具　バンザイ！

　昨日公正取引委員会は、セブン－イレブン本部に対し、販売期限が迫った弁当などの食品を値引きして販売する「見切り販売」を不当に制限したとして排除措置命令を出しました。定価販売を加盟店に義務付けて期限を過ぎた食品は全て廃棄処分とさせるが、但し仕入れ価格の値引きには一切応じないと言う、ちょっと信じられないシステムにメスが入る事になりました。

　私もたまに近所のスーパーに行きますが、夕方を過ぎれば加工食品などは値引き販売され、最大で半額になっています。これは少しでも商品を現金化しようとの思惑もあるのでしょうが、作り手側の「せっかく作ったのに捨てるのはもったいない」と言う食品に対する極く当たり前の思い入れがあるのだろうと思います。そこで運良く手に入れたお寿司などはまだまだ充分に美味しく、半額サービスに感謝しながら食べた事も一度や二度ではありません。

　彼のマータイさんが提唱する「MOTTAINAI（もったいない）」、この際コンビニ業界もこの精神でシステムを再構築する必要がありそうです。加盟店の中には一週間でミカン箱30箱もの廃棄を余儀なくされているお店もあるとの事ですし、一方では食料自給率が年々下がっている現状を考えますと、簡単に食物を廃棄するのはやはり間違っているのではないかと感じます。

　食の安全と食品の賞味期限、これは大変重要な問題だとは思いますが、賞味期限が過ぎる前にお客さんに買って貰う努力をするのは商売人として当たり前の行動です。それを一方的に禁止する本部のやり方は時流に反した考え方と言え、それこそ「MOTTAINAI（もったいない）」と思うのですが。




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