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2007年12月20日

父親探しの旅 その2

 若き日の父が大阪でどんな暮らしをしていたのか、それを知りたいと思ってから三月が経ちました。その間、二度の大阪出張があり少しずつ調べてみましたが、何せ戦前のことでもあり中々有力な情報に出会えないでいました。

 ところが昨日、墓参に帰った故郷で親戚のおばさんから耳寄りな話しが聞けました。生まれた村の尋常高等小学校を卒業し一年間村役場で働いた父は、上級学校への進学を目指し、誰かを頼って単身上阪しました。その方の存在は母も知らず、私が生前に父からそんな話しを聞いた事があると言う程度の雲を掴むような話だったのですが、その頼った方はおそらくこの人ではないかと教えてくれたのです。

 その方は父の生まれた村から大和紡績に就職しかなりの出世をされ、戦前は大阪で暮らしていらっしゃったそうです。残念ながら戦後間もなく大阪で亡くなり、今は故郷の家も廃屋になっているとの事でした。「その人の縁者は、今何処におられるの?」と聞きますと、長男さんは戦後岐阜の方へ行かれたが亡くなり、今は故郷との縁も切れたと聞きました。確かその長男さんの奥様はご健在で、家族と共に今でも岐阜に住んでいらっしゃるはずとの事です。

 実は昨日、故郷の役場で父の戸籍謄本などを調べたらある程度の事が分かるだろうと出掛けたのですが、窓口に居る同級生から、そんな昔の事は分からないと聞かされ落胆をしておりました。住所変更をすれば戸籍か何かに残っているだろうと簡単に考えていたのですが、「そりゃ無理だねえ」と言われがっかりしていたのです。

 そこに降って湧いたような貴重な話を聞け、何となく前途に望みが出て参りました。昔を知る人達が少なくなった今、この情報は父の姿を追う最後のチャンスとなりそうです。気忙しい年末ですが今年中にあと一つか二つ手を打ち、岐阜にお住まいであろうその縁者の方達のお住まいを調べてみたいと思っています。墓の前に立ち、「おとうちゃん、あんたも力を貸してごしないや」と語りかけ夕方帰途に着きましたが、とても有意義な一日となりました。




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Posted by 府中店長 at 10:58Comments(0)父親探しの旅