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2007年09月29日

死んでもカメラを

 ミャンマーで死亡した長井健司さん(50)のニュースが、連日TVや新聞で報道されています。永井さんは半袖短パン姿にスリッパ状の履物という軽装で、まるで運動会の様子を撮影する父親のように見えます。その身なりからすると、彼には死への不安など微塵も無かったのでしょう。

 50歳と言えば私と同年輩です。異郷の地で職務中に亡くなった長井さんの胸中は、果たして如何ばかりかと拝察しております。そして、亡くなってもカメラを放さないその姿に、木口小平の故事を思い出しました。

 父(大正九年生)の年代の方達は良くご存知の木口小平。日清戦争にラッパ手として出征し被弾して倒れるも、なお立ち上がり突撃ラッパを吹き続け、遂に亡くなってもラッパを口から離さなかったと言う木口小平。そしてお馴染みの正露丸(日露戦争前、「忠勇征露丸」として発売された)のラッパのマークは、この木口の逸話を参考にして付けられたそうです。この話しは、父から良く聞いていましたので直ぐに思い出しました。

 それにしても、無腰の一般人に至近距離正面から銃を発射するとは、断じて許されない行為です。おそらく長井さんも、死の直前まで「まさか?」と思われていた事でしょう。私自身、持って行き場の無い怒りに、身が震えそうです。

 子供の頃、ビルマと聞けば『ビルマの竪琴』を思い浮かべ、沢山の僧侶がいる平和で穏やかな国という印象がありました。ビルマからミャンマーに移行し、彼の国は悲しい運命を辿っているような気がします。

 父秀夫さん(82)は、「息子が選んだ道、いつかはこう言う事になるのではないかと思っていた。無念です」とおっしゃったそうです。衆人環視の中で起こった非道に対し強い憤りを覚えながらも、今は只長井さんのご冥福をお祈りしたいと思います。合掌。



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Posted by 府中店長 at 08:52Comments(0)店長日記