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府中店長
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2006年09月05日

法がないから認めない?

 父親の死後、凍結保存精子を使った体外受精で生まれた男の子の認知を国に求めた訴訟の上告審の判決で、昨日最高裁第二小法廷は請求を棄却しました。最高裁は、「そんな法律はない」と言う理由で「父子関係は認められない」との判断を示したのです。


 法の番人である最高裁が「法がない」ことで請求を棄却した事に、絶対的と思える最高裁の意外に頼りない面を見せつけられた思いが致しました。確かに死後生殖で生まれた子供の認知の可否について現行の法律では規定がないそうですが、一方、死後生殖を禁じる法律もないとの事。


 この判決により、この男の子は戸籍の父親欄は空白のまま、一生涯『父親不在』が確定したとの事です。この記事を目にし、最高裁=法はたった一人の男の子の将来さえ救えなかったのかと、大変残念に思いました。大岡裁き、あっても良かったんじゃあないのか?



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Posted by 府中店長 at 08:38Comments(0)店長日記