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2006年06月18日

鎮守の森が産廃に沈む村

 『限界集落』、勉強不足で今日初めて目にした言葉です。


  石川県輪島市門前町の大釜地区で、地区を埋め尽くす約50ヘクタールの産業廃棄物最終処分場の建設計画が進んでいる。極端な過疎で『限界集落』になり「もう住めない」と、全住民5世帯8人自らが『集団移転』と引き換えに誘致した。早ければ7月にも建設のための現地法人が設立される。(毎日新聞抜粋)



 『限界集落』とは、過疎が極端に進み、共同体として存在する事が困難な集落の事だそうです。全国に、なんと2000箇所以上あるとの事。当然、島根県にもあると思います。


 地区の区長さん達は、十数年前からゴルフ場やダム誘致を目指したが果たせず、今回の産廃業者誘致にやっと辿り着いたそうです。


 しかもこれは県や国がしたものではなく、住民自らが誘致したそうです。誰一人として、先祖伝来の土地が産廃で姿を消すのを喜ぶ方はいらっしゃらないでしょう。しかし、決定しなければ生きていけない悲しい現実があったようです。


 住民をここまで追い込むとは、今まで県や国は何をして来たのでしょう?おそらく、有効な手を打てなかった結果が、この住民による誘致決定であったと思われます。


 島根も同様ですからよく分かるのですが、『過疎対策費』などという名目の予算を獲得し、住民でもない有資格者だの○○コンサルタントだのといったメンバーで年4回程の会合を持ち、首長に対してとても実現不可能な絵物語を答申しお茶を濁してお仕舞い。おそらく、こんな事の繰り返しだった事でしょう。『府中家具店長』、ホント良く分かるんですが……


 過疎・少子高齢化による故郷消失、もうそこまで来ています。
  


Posted by 府中店長 at 08:30Comments(0)