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府中店長
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2006年05月25日

感動した一冊

 今日は最近読んだ本をご紹介します。


 2003年2月1日初版第1刷が出版されていますので、多くの皆さんにとっては既読の本かもしれませんね。『府中家具店長』は、つい最近読みました。


 それは、松上京子著・小学館刊・「車椅子から青空がみえる」です。



 1962年生まれの著者が88年にバイク事故で脊髄を損傷し、以後の車椅子生活を綴った本ですが、その力強く爽やかな人間模様に感動しました。


 特にお気に入りの場面を抜粋してみます。


『この人はいったい、いつまで私のそばにいるつもりなんだろう』
あるときふと思い、彼にたずねてみた。
「うん?なんや急に。ずっとおるよ」
「それって、結婚するつもりってこと?」
「うーん。まあ、そういうことになるかなあ」


 で、目出度く結婚。そして妊娠して不安になる著者に、彼女の母親が助言します。


「とりあえず産んでおけ。1年経ったら一歳になる」


 見事なフォローです。現在彼女は、二児の母親との事です。一読をお薦めします。


 今日は、地元商工会の定期総会が午後5時から開催されます。昨年度(3月末)まで理事を務めていましたが、それも今日で終了します。少し、肩の荷が下りた気分です。
  


Posted by 府中店長 at 15:53Comments(0)