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2006年05月20日

割りばしが姿を消す?

  使い捨ての代表格として、国内で年間約250億膳(ぜん)が消費される割りばし。その9割を占める輸入先・中国が生産制限を決め、弁当や外食など関連業界に影響が出始めている。安さに飛びつき、国内生産地を切り捨ててきたツケとも言え、業界・消費者双方に農林業生産空洞化の問題を示す一例だ。(5月9日毎日新聞抜粋)


 毎日新聞の記事通り、いやそれ以上に生産空洞化は進んでいます。『府中家具店長』が身を置く家具業界においても、いまや中国・東南アジア産の家具が市場を席捲し、国内のメーカーさんは瀕死の状態にあると言っても過言ではありません。


 記事によれば国内の割りばし産地は北海道と奈良だそうですが、とりわけ北海道は深刻です。中国産と競合した結果、2085年当時約70社あった生産工場が2004年には8社に、従業員さんも約1900名から約40名に激減し壊滅状態です。


 現在、国内消費の9割強が中国からの輸入品との事です。中国の輸出団体は、昨年11月に「原木の高騰」を理由に50パーセントの値上げを通告しました。さらに本年3月、中国政府は「森林保護」を理由に生産制限し、将来的には輸出禁止の措置をとる事を決定したのです。


  一度減った生産量は、簡単に戻りません。工場も人も、そして流通ルートも……。毎日新聞の主張通り、安さに飛びついて国産品を切り捨てた結果がこの始末です。


  生産の空洞化がこのまま進めば、こんな素晴らしい家具達もいずれ姿を消してしまう日がやって来る事でしょう。そう思うと、とても残念です。
  


Posted by 府中店長 at 18:16Comments(0)